脇役本

増補Web版

伊藤雄之助

馬と、かかしと 伊藤雄之助

「東宝現代劇新春特別公演『縮図』」(ヒビヤ芸術座、1967年1~2月)公演パンフレット あの俳優が、本を出していたら。そう思うことは、よくある。 本ブログで取り上げた、中村竹弥、三谷昇、中条静夫、市村俊幸、伊吹聰太朗、原知佐子、北村英三、江見俊太…

恩ちゃんの涙 恩田清二郎

恩田清二郎(『俳優館』第17号、1975年3月) 隔週更新のつもりで始めた本ブログの更新が、昨秋から滞りがちに。前回の「老いの艶 伊志井寛」から、2か月ぶりにアップした。 更新が滞ったのは、本を書いていたから。「戦後75年に合わせて、俳優と戦争をテー…

愛妻家の本棚 松村達雄

『のんびり行こうよ』(浪曼、1974年5月)口絵 マメにチェックしているわけではないのに、よく見かける俳優がいる。松村達雄(まつむら・たつお 1914~2005)は、そのひとり。亡くなって14年。もうそんなになるのか、と思う。 BSやCSの衛星劇場でやってる『…

復活の朝 千秋実

女優の斉藤とも子。社会福祉士で、平和をテーマにした朗読や、発展途上国で暮らす小児がんの子どもたちの支援にも取り組む。『ゆうひが丘の総理大臣』(日本テレビ、1978年10月~79年10月)で魅せた凛とした佇まいは、いまも変わらない。 小学5年生のとき、…